吉本新喜劇の小籔千豊さんがとった行動が話題になっています。
一人の女性が Twitter に投稿したことで話題になっているのですが、その行動とは小籔千豊さんが知らずに行ったユニバーサルマナーだったのです。
ユニバーサルマナーと聞いてもピンとこない方も多いのではないでしょうか。
ただなんとなく障害を持った方に対するマナーなのかなと思っていたのですが、筆者もよくわからなかったので調べたところ想像していたものとは違うことがわかりましたのでご紹介したいと思います。
今後、 高齢者が増えてくるや外国人の方が増えてくることを考えるとこのユニバーサルマナーの考え方は重要なのではないかと感じています。
小籔千豊さんが行ったユニバーサルマナーとは
小籔千豊さんがユニバーサルマナーについてご紹介していきたいと思います。
とはいっても、小籔千豊さん行なった行動は本人はユニバーサルマナーだって気づいてなかったと思います。
なぜなら、こういうものがユニバーサルマナーだよと教えてもらった、「なんだそんなこと」と 感じるような内容だからです。
小藪さんは車椅子に乗ろうとしている女性を見つけました。
小藪さんと女性の間には少々距離があったようですが小藪さんは女性に近づいていったようです。
そして、次のように声をかけます。
「何ができるのかわからないので教えてください」
品川駅にて、車いすからタクシーに移乗しようとしたら、遠くからわざわざ駆け寄ってくれた人が。「何かお手伝いしましょか?……ゆーても僕、何したらええかわからんので教えてください」という思いやりとユーモアに溢れる言葉に感動して顔を上げたら、なんと小籔千豊さん(@koyabukazutoyo)でした。
— 岸田ひろ実 (@HiromiKishida) 2019年2月18日
通常は「大丈夫ですか」と声をかけられることが多いようです。
しかし、小藪さんは「何かできることはありますか」、そして「教えてください」と具体的にお手伝いする意思があることを伝えているのです。
「大丈夫ですか」と問いかけられると「大丈夫です」と返事するものが、「何かできることがありますか」と問いかけられると「ではこれをお願いします」というように返事することができるようです。
ここで重要なのは、『相手の立場になること』です。
私は、自分とは違う誰かの視点に立ち、高齢者や障害者への向き合う「ユニバーサルマナー」という考え方を、全国各地でお伝えしています。(ユニバーサルマナー検定という研修活動です)まさにユニバーサルマナーを体現してくださった小籔千豊さん、本当に本当にありがとうございました。
— 岸田ひろ実 (@HiromiKishida) 2019年2月18日
自分が困っている時に「ありがたいと感じる言葉や行動もユニバーサルマナーの対象となる」ようです。
ですので、ユニバーサルマナーは障害を持ったかたに対するだけのマナーではないと言えまで。
ユニバーサルマナーの対象
ではユニバーサルマナーの対象はどのようなものかについてご紹介します。
- 高齢者
- 障害者
- ベビーカー利用者
- 外国人
など
高齢者の方や障害者の方が対象なのはよく目にするので分かると思います。
しかし、「ベビーカー利用者」や「外国人」が対象に入っているのには「はっ!」とさせられます。
なぜなら、相手の立場になって考えるとベビーカーを押している女性が街中で困ることは多いだろうと想像できるからです。
また外国人に対しても同じです。
他国の日本語が分からない外国人からするとちょっとしたことでも「お手伝いしますよ」という声をかけられるだけでも心が休まったりありがたいと感じていただけるのではないでしょうか。
自分が外国に行った時に心細い思いをしたという方は実感されると思います。
ユニバーサルマナーの重要キーワードはひとつ
ユニバーサルマナーの重要キーワードはたった一つです。
それは
『こころづかい』
人間、何か役に立ちたいなーと思っていても「断られたらどうしよう」と考え声がかけられないものです。
そんな時、 小藪さんが行ったように「何ができるかわからないけれども、お手伝いできますか」とひとこと声をかけるだけで「じゃあ●●をお願い」または「●●だから大丈夫ですよ」とお互いに気まずい思いをしなくて済むのではないでしょうか。
まとめ
今回、小藪さんが行った何気ない行動が大きな話題を呼び、ユニバーサルマナーというマナーの存在を知りました。
筆者自身、声をかけることに躊躇してしまう場面がなんとかありました。
そんな時、今回学んだように「お手伝いすることがありますか」と声掛けすることでお互いに嫌な思いをしないのではないかと感じることができました。
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