ここ数年、アドレスホッパーという新しい言葉が生まれてきています。
新しいライフスタイルから生まれたものなのですが、アドレスホッパーを初めて耳にした方も多いことでしょう。
中には、ノマドワーカーと同じように思っている方もいるようなので、この記事ではアドレスホッパーとノマドワーカーの違いをお伝えし、それぞれの仕事の違いについてもお伝えします。
アドレスホッパーとノマドワーカーの違い
アドレスホッパーもノマドワーカーも20年前にはあまり耳にすることがなかった言葉です。
まさに今現在の社会構造から生まれてきた言葉です。
それではアドレスホッパーとノマドワーカーの違いについて見ていきましょう。
アドレスホッパーとは
アドレスホッパーとは、暮らすための固定の住居を持たない生き方のことです。
持ち家であることや賃貸物件の違いは問いませんし、貧困が理由で住む家を持たないというのでもありません。
家を持たないということなので、 ホテルに泊まったり、 知人の家に泊まったり、その都度住む場所を移動する生き方のことです。
世界を旅する人がいれば、日本中を旅する人、また都心を転々とする人もいれば、地方を転々とする人もいるなどその形態は様々です。
簡単にいうと、自分のライフスタイルに合わせて固定の住む家を持たずに生活する生き方といえるのではないでしょうか?
ノマドワーカーとは
ノマドワーカーとは、仕事をする固定の家やオフィスを持たず、Wi-Fi環境が整っている場所があればノートパソコンやスマホ・タブレットなどの端末があれば仕事が出来る人のことを言います。
アドレスホッパーとノマドワーカーの違いと共通点
アドレスホッパーとノマドワーカーは全く違いますが、違いと共通点を表で比較してみました。
アドレスホッパー | ノマドワーカー | |
固定の住む家がある | ✕ | △ |
仕事をする場所が決まっている | ✕ | ✕ |
Wi-Fi環境があれば仕事が出来る | △ | ○ |
アドレスホッパーとノマドワーカーを区別するために、質問形式で簡単に比較してみました。
この表からわかることは、アドレスホッパーは固定の住む家を持たないことは必須だがWi-Fi環境の有無は必須ではなく、一方でノマドワーカーはWi-Fi環境があることが必須ですが、固定の住む家の有無は必須ではないということです。
なぜなら、アドレスホッパーはノマドワーカーと同じくWi-Fi環境とノートパソコンやスマホ・タブレットなどの端末があれば仕事が出来る人が多いのは事実ですが、全てがそうではないからです。
旅人のように一定期間だけその土地で働く人がいれば、一定期間同じオフィスで働く人もいるからです。
イベントなどで全国を転々としているフリーのエンジニアや料理人などが該当します。
一方のノマドワーカーはお仕事をするオフィスを持たないだけで住む家は関係ありません。
固定の住む家を持っている人もいれば、ホテルやネットカフェを転々としていてもいます。
アドレスホッパーは「ライフスタイル」を重視しており、ノマドワーカーは「働く場所」を重視していると言えるでしょう。
お仕事に関しては、
ノマドワーカーの場合はWi-Fi環境とノートパソコンやスマホ・タブレットなどの端末が前提のお仕事が前提となりますが、
アドレスホッパーの場合あ必ずしもWi-Fi環境と端末は必要ありませんので需要さえあればお仕事の内容は制限されません。
どちらが良いというわけではなく、何を重視するのかで変わってきます。
まとめ
アドレスホッパーとノマドワーカーの違いをお伝えし、お仕事内容の違いについてもお伝えしました。
重視しているのは、アドレスホッパーの場合は「ライフスタイル」、ノマドワーカーの場合は「働く場所(Wi-Fi環境がある場所)」が前提と言えるでしょう。