【日大学長が記者会見】アメフト部だけでなく相撲部や他の運動部は大丈夫か?

その他

本日、15時半から日大学長の記者会見が行われましたが、予想通り多くの人が聞きたい内容は話されませんでした。

日大内部の教職員、そしてアメフト部員やその家族からコメントや要望が出ている中で、学長として黙っているわけにはいかず、仕方なしに会見を開いたという感じです。

それもそのはずで、学長は当事者でもなく、学内での立場は学長理事ではあっても、学内の立場は常務理事の内田前監督の方が上なのです。

予想通りでしたね。
本題に入りますが、日大は営利企業ではありません。

しかし、今回の問題において後手後手に回る日大側の対応を見ていると、「企業として」というより「権力者の立場」に重きをおいて行動しているように思えます。

そこで、たとえ日大アメフト部の内田前監督や井上コーチが失脚したとしても、日大全体としては大きく変化しないのではと感じてしまいます。

その理由について、週刊文春(2018年5月31号)に書かれていた、日大理事長の田中理事長に関する内容から説明してみたいと思います。

内田前監督は常務理事で理事長ではない

内田前監督は日大のNo2だと言われています。

内田前監督は日大では5名いる常務理事のひとりです。

企業であれば専務取締役または常務取締役でしょうか。

権力者といわれている内田前監督ですが、この方の上には更に権力を持つ人が存在するのです。

その人物は理事長である田中英寿理事長です。

企業では、代表取締役社長または代表取締役会長です。

日大のトップです。

No1とNo2では大きな違いがある

企業でも良くあることですが、No1である代表取締役とNo2である専務取締役や常務取締役の間には大きな差があります。

国会の総理大臣とその他大臣の違いと同じようなものです。

No1は絶大な権力を握っているのです。

緊急記者会見を開く学長は常務理事より格下

今回の日大アメフト部の反則タックル問題に関して、世間からも日大内部からも不信感を抱かれ、やることなすこと裏目に出ている日大が5月25日に学長である大塚吉兵衛さんが記者会見を開くと発表したのです。

しかし、大塚学長が記者会見を開催したところで、何もかわらないと思っていましたがその通りの結果になりました。

この時点で日大の主張が変わるとは思えないので、変えられないからです。

その理由ですが、学長である大塚さんは日大の理事ではありますが、常務理事でもありません。

ということは、絶大な権力を持つ田中理事長の立場を悪くするような発言は出来ないからです。

出来るのであればとっくにやっていますね。
そして、田中理事長と内田前監督の繋がりは強く、次期理事長の最有力と言われるほどの中です。

派閥に所属することのメリットとデメリット

この田中理事長と内田前監督の関係は会社組織でよく見られる派閥そのものだと想像できます。

なぜ派閥に所属するのかと言うと、数の論理や派閥トップが持っている力を享受できるからです。

会社組織でも、ある派閥に所属しその派閥のトップが出世するに従って、その派閥のメンバーが出世するという構図が見受けられます。

日大の田中理事長と内田前監督も同じように、 田中理事長が出世するとともに内田前監督も出世していたと言われています。

そして内田前監督は人事担当の理事だということですので、日大内部の組織を自由に動かせる、そしてそのお墨付きがトップである田中理事長だとすると誰も逆らえません。

今回の日大アメフト部宮川選手の反則タックルについても、当事者である宮川選手の方が正しいと誰もが思う状況でであっても、日大として非を認められないのは今回の反則タックルを常務理事である内田前監督が指示したとなると、理事長の責任も問われるため、日大としては何としてでも守らなければならないと考えられます。

トップが変わらなければ何も変わらない

今回注目されているのは宮川選手を除くと内田前監督と井上コーチですが、たとえこの二人が いなくなったとしても、トップである田中理事長が残っているようでば何も変わらないとも考えられます。

なぜなら、 現在の日大のトップは田中理事長であり、今回の日大の対応は事前に田中理事長に了承を取って行なっていると考えられるからです。

言い方を変えれば、 田中理事長が「この対応でいくよ」と指示しているとも想像できます。

週刊文春の記事の中で、 田中理事長には過去に黒い噂があり、ダンマリすることで風化することを経験しているので、今回もその線を狙っているような内容が書かれていました。

そう考えるとが、現在のように日大にとって不利になるような発言や会見を行っても、「世間から叩かれるのは一時的だから」と考えていても不思議ではありませんね。

日大事業部という存在

日大には日大全額出資の会社として「株式会社日本大学事業部」があります。

この会社は、大学の運営サポートを目的に設立され、大学や系列病院の清掃及び、自動販売機の設置などを行っているとのこと。

当然、この会社の取締役には内田前監督も名を連ねています。

また、「株式会社日本大学事業部」は稼いだ利益の大半を日大に寄付として処理されているとのことで、日大にとっては資金源となっている会社でもあるのです。

このことは、企業が100%出資の子会社を設立して、利益を配当という形で吸い上げる構造と同じなので問題となることではありません。

記事の中で気になる部分は、この会社には別名があり「日大相撲部屋」と呼ばれている部分です。

この「株式会社日本大学事業部」には田中理事長が率いている日大相撲部及び日大アメフト部の関係者が複数採用されており、この2つの部の関係者は特別待遇だというのです。

「日大相撲部屋」と呼ばれているのは、この会社が日大相撲部出身者が多く、特別待遇を受けられるからのようです。

また、この会社は日大アメフト部や相撲部出身者を雇用するために設立されたとも言われているそうです。

先ほどもお伝えした通り、この会社の役員が内田前監督です。

就職にも少なからず影響を持っているとも言えますね。

田中学長と相撲部の関係

田中学長は日大相撲部出身でアマチュア相撲のアマ横綱にもなった人物です。

そして、指導者になってからは舞の海や琴光喜などを育てるだけでなく、数多くの力士を相撲界に送り込んでいるのでアマチュア相撲界ではドンと呼ばれる立場にあり、日本オリンピック協会の副会長でもあります。

オリンピックにでたければ、逆らえない人なのでしょうか?
相撲部との関係は改めて説明するまでもなく、影響力は絶大で、今もこの権力は変わりません。
ということは、体育会系で大相撲で見られる「しごき」という名の度を超えた暴力があっても不思議ではありませんし、権力による締め付けも然りです。

組織はトップで変わる

組織は、その組織のトップが変わるとかわれます。

しかし、トップが変わらなければ、トカゲのしっぽ切りと同じで本質は何も変わりません。

日大という運動部に力を入れている学校であれば、多かれ少なかれ、今回の問題となっているアメフト部と同じようないびつな構造は残っていると想像出来ます。

だから、今回はアメフト部が問題の当事者となっていますが、日大のトップである田中理事長との関係が深い相撲部は大丈夫なのか気になったため今回の記事を書いてみました。

想像して書いている部分が多いので、想像で終わることを祈りたいです。

まとめ

クラブ活動でも運動部、運動部の中でも強豪校と言われる運動部は勝利至上主義で運営されている部活動が少なくありません。

不祥事が発生しても、何年かすると再発することも珍しくありません。

それは、伝統が残っており、伝統を途切れさせないようにしている人間がいるからです。

今問われている日大が信用を取り戻すためには、人事の一新は最低限必要なのではないでしょうか。

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