児童相談所(南青山)建設費用100億円は高い?代替場所はある?価値は本当に下がるのか?

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東京都港区に児童相談所を建設する問題で大きな騒動になっています。

 

港区の中でも建設予定地が南青山という一等地ということで、一部の住民からは猛反対が起こっているのです。

 

港区は住民に対し複数回説明会を開催しているわけですが、南青山に住んでいる住民には納得がいかないようで紛糾状態となっています。

 

児童相談所建設問題で住民側にもかなりの認識不足が認められますので、この記事ではそのあたりを説明してみたいと思います。

児童相談所(南青山)建設問題

 

児童相談所を南青山に建設するということで大きな問題になっているわけですが、南青山が 建設予定地になったのには理由があります。

 

港区では元々児童相談所を建設するというよりも子どもと家庭を総合的に支援する施設として仮称ではありますが「港区子ども家庭総合支援センター」の建設計画があったようでs。

 

この施設は、「子ども家庭支援センター」「母子生活支援」の拠点であり、この施設に「児童相談所」を含めた総合施設として建設することになったのです。

 

港区の住民もこの施設の存在については否定する人はあまりいないようです。

 

しかし、自分たちが住んでいる南青山に建設されることに反対している人が多いのが現状です。

 

では、なぜ南青山の住民は児童相談所の建設に反対するのでしょうか?

 

代表的な意見は次のようなものです。

  • 南青山への児童相談所建設費用100億円は高いのでは?
  • 一等地である南青山以外に候補があるんじゃないの?
  • 治安が悪くなるのではないか?
  • 資産価値は下がるのではないか?

 

それぞれの意見について確認してみましょう。

 

南青山への児童相談所建設費用100億円は高いのでは?

 

南青山を建設予定地としている児童相談所が入る複合施設の建設費用は、約100億円だと言われています。

 

内訳は次の通りです。

 

  • 土地購入費用:約70億円
  • 建設費用:約30億円

 

合計約100億円が児童相談所が入る複合施設の建設費用となるわけですが、 この約100億円は本当に高いのでしょうか。
不動産鑑定士の方の意見を聞けましたのでご紹介します。

前提条件

 

まず、前提条件を確認しておきましょう。

 

前提というのは『港区内で複合施設は建設しなければいけない』という前提です。

 

なぜなら、予算は港区の予算を使うからです。
そう考えた時、今回港区は南青山にある土地3200平米の土地を約70億円で購入したことになります。

 

土地購入価格約70億円は高い?安い?

 

土地購入価格約70億円が高いのかと言うと、不動産鑑定士の方のご意見では『破格に安い値段』だということです。約70億円は相場の3割安、5割安に該当する価格ということです。

 

ここで気になるのは、 港区はなぜ相場と比べて破格の約70億円という価格で土地を購入することができたのでしょうか?

 

なぜ港区は相場より破格の約70億円で土地を購入できたのか?

 

港区が購入した南青山の土地は、国の土地である『国有地』だったのです。

 

国有地を売却には優先順位があり、国有地の売却先は『公共事業が優先』とされるそうです。

 

港区は公共事業として複合施設を建設しますので、『相場よりも安く南青山の土地を購入できた』ということになります。

 

今回は国有地の売却が行われるというタイミングだったという偶然により 安く土地を購入できたということになります。

 

港区が国有地である南青山の土地以外に土地を購入する場合には、民間企業との競争入札になりますので、もっと高い価格で購入する必要があったことは十分に想像できます。

 

こう言うと、だったら南青山以外にも土地があるんじゃないかという質問が出てきますので見てみましょう。

 

一等地である南青山以外に候補があるんじゃないの?

 

港区としては、もともと南青山に限定して土地を探していたわけではないようです。

 

港区は3200平米の土地を探していたようですが、港区求める条件に合う大きな土地は売りに出されていなかったようです。

 

もし売りに出されていたとしても、ディベロッパーが我先にと購入に手を上げていることでしょう。

 

そんな時、たまたま国有地の売却が明らかになり、その土地が南青山あったことで、南青山の土地の購入が決定したのだと考えられます。

 

次は、複合施設には児童相談所が入るということで治安を気にされている住民の方がいらっしゃいますのでその辺りを見てみましょう。

 

治安が悪くなるのではないか?

 

南青山の住民の方の疑念の中に、『家庭の問題を抱えた児童が南青山に行ってきたら治安が悪くなるのではないか』というものがあります。

 

実際のところ、 このような心配は不要だということです。

 

なぜなら、教育評論家のおぎままこと尾木直樹さんによると、『児童相談所はひとりの自動長期間預かるのではなく、 長くても3ヶ月』だということだからです。

 

そして、一時的に預かる人数も12人程度だということです。

 

これだけ説明すると、12人もいれば近隣とトラブルを起こすのではないかと考えられますが、その心配もないそうです。

 

元児童相談所に進めていたかたの話では、

児童相談所で一時預かりを行う人物に関しては『児童相談所から一歩も外には出れない』ということです。

もし親御さんがやってきたとしても、児童相談所の外で話すのではなく児童相談所の中で話すことが前提で、 さらに警察の立会いのもと行うことだそうです。

 

要するに、『児童相談所に預けられた子供達が児童相談所の外に出ることはないのでトラブルを起こしようがない』のです。

 

トラブルを起こす心配がないのですから治安が悪くなることはありえないのです。

 

資産価値は下がるのではないか?

 

最後に、 南青山の住人の方が声を大にして訴えているのが資産価値の低下についてです。

 

児童相談所ができることで南青山の価値が下がるというのです。

 

不動産鑑定士の方のご意見では、児童相談所ができたことで土地の価値が下がることは考えられないということです。

 

ネット上の声

 

上記の意見の中に、実際に南青山にお住まいの方の意見がありましたが、本当にハイソな方々は児童相談所が建つことで土地の価値が下がるなんて考えていないのかもしれませんね。

 

おわりに

 

港区の対応もいかにもお役人の仕事という印象を受け、住民の気持ちに寄り添ったものとは思えません。

 

しかし、港区の住民の反対意見には事実確認が乏しく、自分のイメージだけでの訴えに聞こえます。

 

もし、港区に児童相談所が不要であれば何も問題はありません。

 

しかし、港区に児童相談所が必要なことは明らかで、あとはどこに建設するかが問題となるわけです。

 

ただ、港区内で購入条件を満たす土地はなく、そんな中相場より格安で購入できる土地が南青山だったわけです。

 

建設反対を訴える方々は児童相談所が南青山にできると南青山の価値を引き下げるといいますが、自分のことだけを訴える姿こそ、南青山の価値を引き下げると考えた方が良いのではないでしょうか?

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