また、悲しいニュースが飛び込んできました。
46歳の男性が同僚男性からお尻に空気を注入され死亡したのです。
実はこの手の事件は度々起きています。
あまり真剣に考えず、「遊び半分で行った」という供述が多いのですが、本当に危険です。
お尻に空気を入れることで人工肛門になる可能性があるなど後悔しても後悔できない愚かな行為なのです。
特に、今回の事件はコンプレッサーを使っていることが死亡事件につながったと考えられますので、その理由をお伝えします。
コンプレッサーでお尻に空気を入れる危険性
コンプレッサーでお知りに空気を入れる危険性を説明するにはコンプレッサーについて説明する必要がありますので、まずはコンプレッサーについてご紹介します。
コンプレッサー
コンプレッサーは、とは「圧縮機」のことです。
エアコンプレッサーという言葉をよく聞くと思いますが、エアコンプレッサーは「空気を圧縮する圧縮機」ということです。
この「圧縮する力」が大きな特徴なわけです。
ホームセンターに行けば、エアコンプレッサーを応用した機械が数多く発売されています。
例えば、次のようなものです。
- 空気入れ
- エアドライバー
- ボルトの開け締め
人間が行うとかなり強い力が必要なものも、上記の機器を使えば楽ちんです。
そして、あっという間に作業完了です。
それほど、大きな力が発生しているということです。
エアコンプレッサーで作られた圧縮空気をお尻から注入したらどうなるか?
お尻から空気を入れるということは、腸内(肛門→直腸→結腸)と空気が流れていくことになります。
人間の臓器というのはミリ単位の薄さです。
そして、空気を入れた時の衝撃は強烈です。
普段、お尻から空気を入れる機会はありませんが、大腸内視鏡検査を行うときは、お医者さんが適宜空気を注入します。
ほんの少しの空気ですが、体感的にはかなりの空気が入ったように感じます。
それを、コンプレッサーで圧縮された空気がお尻から注入されるのです。
もうお解りだと思うのですが、腸の腸壁が破れます。
腸壁が敗れるということは、汚い汚物が体内に流れ出るということです。
『死亡事故につながっても不思議ではありません』
運良く命を繋ぎ止められたとしても、大腸や肛門が破裂することで「人工肛門」のお世話になる可能性が高まるのです。
どうですか。恐ろしいでしょ。
今回の事故は、お尻から空気を注入して最終的には「肺」に損傷することによる死亡事故です。
お尻から入れた空気が肺にまで影響を与えるなんて凄い力が働いたということですね。
まとめ
毎年のように目にする「お尻から空気を入れての死亡事故」ですが、想像すればその危険性はわかりそうです。
それもこの手の事件は30歳以上の大の大人が行っています。
「遊びのつもりだった」
という言い訳は通用しません。
被害者にも家庭があっただろうと思うと不憫でなりません。