五島産業汽船が不渡りを出して倒産状態に至った経営状態と経緯!

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五島産業汽船が不渡りを出して倒産状態にあることと、五島産業汽船社長である野口順治氏については別記事でお伝えしました。

 


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上記記事で、五島産業汽船が運行停止に追い込まれた理由については、東京商工リサーチによると、中古船舶の売買事業によることであるとお伝えしました。

 

しかし、中古船舶の売買事業は本業である事業ではありません。

本業の経営状態はどうだったのか気になる所ですので調べてみましたのでご紹介します。

五島産業汽船の経営状態

五島産業汽船は一日あたりのべ約4000人を輸送しています。

参考ですが、五島産業汽船の同業他社も1社(九州商船)あり、こちらは一日あたりのべ約5000人を輸送しています。

 

五島列島は世界遺産に登録されたことで利用者は増えていると聞いていたので、本業の経営状態はどうだったのかを確認してみましょう。

 

実は赤字体質だった!

五島産業汽船の本業は人や車、バイクなどの運送事業です。

更に、ツアー企画なども本業に入ります。

しかし、本業での経営状態は芳しくなかったようです。

 

五島産業汽船は1990年創業ですが、当時はバブル景気でした。

しかし、バブル景気が崩壊し景気が悪くなると人口は減っていきます。

 

現在は創業時と比べると人口は半減しているとのことです。

 

このような背景もあり収支は「赤字続き」だったことです。

 

ただ、五島産業汽船としても黙って何も対策を打たなかったわけではありません。

 

赤字脱却の対策と黒字化の実現

五島産業汽船は赤字体質からの脱却を目指して次のような対策に打って出ます。

 

  • 航路の集約
  • 教会ツアーの企画

 

更に、世界遺産に登録されるという五島産業汽船にとって追い風があり、黒字化に成功します。

 

不渡りへの道

 

わずかながらも黒字化に成功した五島産業汽船は、2017年さらなる対策を打ち出します。

 

それが次の対策です。

 

『新航路進出』

 

五島産業汽船は新航路として「福江島-本土」の新航路に進出します。

 

しかし、これが再び経営悪化につながったのです。

 

そして、次のような向かい風となる経営環境が押し寄せます。

 

  1. 価格競争の激化
  2. 燃料高騰

 

 

「1」の価格競争の激化については、ライバル企業である九州商船が既に営業している航路だったのです。

新航路進出で価格競争がおきたのです。

 

「2」の燃料高騰は説明するまでもありません。

 

新航路進出には新しい船が必要になるだけでなく、従業員も必要になるため経費も増えたことでしょう。

しかし、更にランニングコストで多くを占める燃料費が高騰したことで一気に業績を悪化させ、再び赤字へ転落です。

 

 

その結果、2017年決算では船舶の売買に伴う損失として約3億円の赤字を計上することになります。

 

 

その結果、資金繰り悪化→資金ショートとなり8月に1度目の不渡り、10月に2度めの不渡りとなり、実質的な倒産状態となったのです。

 

まとめ

五島産業汽船の経営状況を見る限り、社長である野口順治社長はこのままでは今回のような状態は予測できていたはずです。

少なくとも1度目の不渡りを出したときには、余程のことがないかぎり2度めの不渡りは確実なのですから。

この時点で関係者に知らせておけば今回のような混乱はなかったことでしょう。

ライバル会社である九州商船に協力してもらうなどの対策も事前に出来たでしょうからね。

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