【球磨川氾濫】人吉市浸水で西瀬橋は流され青井阿蘇神社は鳥居下まで浸水

九州では大雨が続いていますが、特に熊本県では球磨川が氾濫し、人吉市と八代市を中心に街全域が浸水するなどが発生しています。

 

 

街中が水に浸かっている姿はショッキングですが、まさかの西瀬橋は流され、青井阿蘇神社は鳥居下まで浸水しているのです。

 

この記事では、球磨川氾濫による影響を大きく受けている人吉市の状況を西瀬橋青井阿蘇神社の状況を中心にお伝えします。

 

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球磨川の氾濫

 

球磨川は熊本県南部を流れる一級河川で、熊本県最大の川です。

 

下記が通常の水位時の球磨川の様子です。

 

 

球磨川の上流には市房ダムがありますが、今回の雨で市房ダムの水位が危険水域に達しているということで放流が囁かれていました。

 

しかし、市房ダムに溜まった水を放流する前に球磨川が氾濫してしまったのです。

 

現在は下記のような状況です。

 

 

球磨川は熊本県最大の川ですので、川幅も広く川を流れる水量も膨大ですので、短時間で大雨が降ることで一気に水位が上がり、西瀬橋は流され青井阿蘇神社は鳥居の下付近まで浸水する状況となっています。

 

青井阿蘇神社が浸かるくらいの水位ですので、人吉市の人家では2階の屋根付近まで水に浸かっています。

人吉市の被害状況

 

 

人吉市は熊本県の最南部に位置し、土地としては盆地で球磨川のような大きな川だけでなく、支流も多く、年中雨の多い土地とのことです。

 

今回の大雨は盆地という地形と球磨川という大きな川だけでなく多くの支流が集まっているということが影響したのか人吉市では大きな影響を受けています。

 

 

西瀬橋

 

 

西瀬橋は人吉市相良町にある橋で、この橋が完成したのはいまから54年前の1966年3月です。

 

 

西瀬橋は球磨川と夕焼けのコントラストが美しいということで絶景ポイントとして人気の場所でもありアニメ「夏目友人帳」のモデルにもなっているとのことです。

 

 

この西瀬橋が今回の大雨で流されてしまったのです。

 

 

すごい水の量です。

 

橋が流されただけでなく、街仲にもかなりの量の水が流れ込んでいることがわかります。

 

 

流される前の西瀬橋付近は水量が少なく、橋が冠水し流されることなんて想像出来ません。

 

青井阿蘇神社

 

青井阿蘇神社は、人吉市青井町にある神社で地元で親しまれている神社です。

創建されたのは今から1214年前の西暦806年。

 

鳥居の高さについての詳細はわかりませんが、5mはあるのではないでしょうか?

 

 

この青井阿蘇神社の鳥居のほとんどが水没する事態となっています。

 

 

ほんの数時間で鳥居が水没するなんて信じられません。

 

まとめ

 

最近の梅雨末期には大雨になることが多いですが、今回の人吉市付近は線状降水帯が発生したことで、一昨年の岡山県真備町を彷彿させる状況です。

 

球磨川は緊急放流が必要なほどの水量となっているだけでなく、明日にかけて更に多くの雨が降るという予報が出ていますので、現在被害が少ない土地であっても十分気をつけて、早めの避難を心がけて頂きたいと思います。