台風19号の通過により東海地方、関東地方、現在は東北地方で川の氾濫や道路の冠水などが多数発生しています。
広い地域で大雨が長時間降ることで発生するのがダムの貯水量の限界です。
10月12日には美和ダム、竜神ダム、水沼ダム、城山ダム、塩原ダムなどが緊急放流を実施しました。
ここに登場しないものの、台風19号による被害を救ったと言われているのが八ッ場ダムです。
八ッ場ダムが救った内容をご紹介します。
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八ッ場ダムが吾妻川、利根川を救った?
八ッ場ダムは群馬県あずま郡長野原町に建設されたダムですが、政権の方針転換で一時は計画中止が決定されたこともありました。
そして、つい先日八ッ場ダムの貯水を試験的に開始されたばかりでした。
台風19号が発生する前の八ッ場ダムの状況と台風通過後の状況を比較したものが下記です。
八ッ場ダムよくやった!
1日でこの違いは驚愕、、 pic.twitter.com/H4I3oYxCdO— ガター (@nishimasa1110) October 13, 2019
八ッ場ダム、初仕事が一世一代の大仕事。
1枚目が通常時、2枚めが現在。 pic.twitter.com/POA0Ke75JT
— Saitoh Masaya (@MS3110) October 13, 2019
左が台風がやってくる前で、右が台風通過後です。
そして、ダムに溜まった水は川につながっているわけです。
八ッ場ダムに大きく関係している川が吾妻川や利根川です。
八ッ場ダムの貯水された状況をご覧頂くとわかりますが、たった1日でダムが水で一杯となっています。
八ッ場ダムに溜まった水が吾妻川に流れ出たと考えると恐ろしくなります。
想像ですが、吾妻川はどこかで氾濫していたと考えられるのではないでしょうか?
当然、川が氾濫すると住宅地に流れ出て大惨事になります。
そして、吾妻川から大きな川である利根川に水が流れ込むと、今度は利根川が氾濫する危険性が出てきます。
台風通過後の利根川の様子が下記です。
八ッ場ダムのおかげで氾濫からギリ守られた利根川のようす#台風19号 pic.twitter.com/8b4ZkHZrSv
— key (@key201908) October 12, 2019
この状態を見る限り、八ッ場ダムでの貯水がなかったと考えると川の水が堤防を超える可能性が高かったのではないでしょうか。
吾妻川については、台風が通過する前の状態でも下記の状態です。
グンマー、嬬恋より
吾妻川です
風はないけど、雨量がすごい😅 pic.twitter.com/rWGg8LeAZi— ちゃちこ@群馬四池 (@sachi53860137) October 12, 2019
吾妻川比較画像 pic.twitter.com/B5WTW9M2ra
— さき (@00_0000_000_) October 12, 2019
そして、台風通過後の様子が下記です。
利根川に合流直前の吾妻川
普段より水量多いけどそれほど多くはない
八ッ場ダムなかったらもっと多そう pic.twitter.com/paPijIlZK3— 🍀ゆけむり🍒 (@yukemuri165) October 13, 2019
#利根川 #吾妻川 合流点、 中洲もなくなる。 pic.twitter.com/jcRPnVxI7l
— Haineken (@tanakahaineken) October 13, 2019
ここまでご紹介した画像や動画はツイッターに投稿されたものを引用機能を用いて使用させて頂きました。ありがとうございました。
まとめ
ここまでの画像をご覧頂くと、八ッ場ダムによって、吾妻川や利根川は救われ、川周辺の人たちの財産や人生を救ったとも言えるかもしれません。
ダム建設は多くの世帯が立ち退きを迫られ、小さいころの思い出の場所がダムの下に沈むなど多くの方々の犠牲によってなりたっています。
しかし、今回の八ッ場ダム建設は結果論にはなりますが治水事業の見通しの正確さが出たと言えるのではないでしょうか。