福島有佳子さんの人工ボディーの凄さの理由と志と経歴!会社倒産の危機を乗り越えた経緯も!

ザ・プロフェッショナル

これまで数々のテレビやラジオ、また新聞や雑誌で取り上げられてきた人工ボディ技師の福島有佳子さんが、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』に取り上げられました。

福島有佳子さんは人工ボディ技師として、これまで2000人以上の方の人工ボディー製作を行い、様々な方の悩みを解消してきました。

その功績が認められ、「暴力団追放府民大会:功労賞受賞」「大阪府優秀技能者表彰 「なにわの名工」受賞」他、多数の表彰を受けておられます。

この記事では、福島有佳子と人工ボディーについてご紹介していきます。

福島有佳子さんのプロフィール

 

名前  福島有佳子(ふくしまゆかこ)

引用元:NHK
 生年月日  1971年(2018年11月時点:47歳)
出身地  大阪府
出身高校  大阪市立工芸高等学校

 

福島有佳子さんは1971年大阪府に生まれます。

 

高校は大阪府立工芸高等学校卒業し、その後ビジネス専門学校のホテル科に進学しますが、現在のお仕事とビジネス専門学校、それもホテル科に接点はないように感じます。

 

工芸高校ということで、普通科の高校ではありません。

なぜ、工芸高校に進んだのかについては、もともと陶芸が趣味で、絵を書くことが好きだったというのが理由のようです。

 

福島さん曰く ホテル科に進学した わけですが、卒業後はホテルに就職するつもりはなかったとのことです。

 

そんな福島有佳子さんがなぜ、人工ボディー技師になったのかはこのあとご紹介しますが、まずは人工ボディーについてご紹介させて頂きます。

 

人工ボディーとは

 

人工ボディーとは、文字通り人工的に体の部位を作り出して復元したものです。


引用元:NHK

 

例えば、生まれつき 障害を持たれている方や人生の中で事故にあったり、怪我をしたり、病気になったりすることで失われてしまった体の部位を人工的に復元するのが人工ボディーです。

 

人間五体満足で生活していれば 人工ボディーの存在を意識することはないでしょう。

 

筆者の私も義肢や義足などは知っていましたが、人工ボディーについては知りませんでした。

しかし 次のような人にとって人工ボディーの存在はありがたいのではないでしょうか?

 

  • 交通事故などで腕(腕全て、肘から先、手首から先など)を失ってしまった
  • 交通事故などで足(足全て、膝から先、足首から先など)を失ってしまった
  • 乳がんで乳房を 摘出(全摘、部分)した

 

当事者からすると、何とかして他人から障害者ではなく、普通に見られたいと思っても不思議ではないと思います。

 

乳房を全摘出した女性にとっては 乳房がないことで旅行に行っても 他人の前では 裸になれないで悩んでいる方が 多いと聞きます。

 

しかし、本物そっくりに乳房が作られていお風呂にも入れる人工ボディーだったかどうでしょう?

 

人生が変わるのではないでしょうか?

 

福島有佳子さんは、このような方々にとっては神様のような職業の方なのです。

 

人工ボディーの素晴らしいところ

 

そして、人工ボディーの素晴らしいところは、できるだけ本物に近い形で仕上げられていることです。

 

ぱっと見では、まさか作り物とは思えない出来栄えです。


引用元:工房アルテ

 

より本物感を出すために血管までもが再現されているのです。

 

本当に本物そっくりですね。

 

人工ボディーで再現できる部位

 

人工ボディーで再現できる部位ですが、福島さんが勤めている工房では次の部位がメニューに入っています。

  • 手部
  • 足部
  • ふくらはぎ
  • 目~顔面
  • 乳首

 

ご覧いただくとわかりますが、他人から見えるほとんどの部分が対象となっていますね。

 

人工ボディーの素材

 

人工ボディーの素材はシリコーンです。

 

シリコーンはお風呂にも入れるだけでなく、それぞれの人の肌の色を再現することができ、現在では1200を超える肌の色に対応しているとのことです。

人間の体の部位を再現する上で欠かせない素材

 

なぜ人工ボディー技師になったのか

 

ここまで、福島さんと人工ボディーについてお伝えしてきましたが、福島さんは、はじめから人工ボディー技師を志していたのではありません。

 

ある意味、偶然なのです。
福島さんが専門学校の最終学年のある日、福島さんの人生を大きく左右する出来事に遭遇します。

どのような出来事かと言うと、『求人広告』です。

 

一つの求人広告が 福島さんの目に入ったのです。

 

どのような求人広告かというと、『体の一部を復元しませんか』というもの。

 

福島さんはその求人広告の会社に面接に行き、就職することで人工ボディー技師としてのキャリアをスタートすることになります。

 

ただ、福島さんが就職した会社は小さな会社で、人工ボディーの技術もあまりなかったようです。

 

依頼者との出会い

 

福島さんは就職し、一人の依頼者である男性との出会いが、その後の福島さんが人工ボディー技師として生きることに大きく寄与したのです。

 

その男性は研究者で、実験中の事故で耳、鼻、指などを失くしていました

 

耳がないということでマスクで顔を隠すこともできなかったのです。

 

そこで、福島さんは簡易的なものではあるものの、人工の耳を作ったところ依頼者に凄く喜んで頂いたんだそうです。

 

しかし、福島さんに危機が訪れます。

 

会社倒産の危機

 

福島さんは人工ボディ技師として働き、受注も好調になり、1年先まで受注を受けている状況にまでなっていました。

 

しかし、丁度その頃、福島さんが勤めていた会社が経営難に陥ってしまったのです。

 

そして、依頼者にも会社が倒産の危機にあることが知れてしまったのです。

 

依頼者の中には、生まれたばかりの女の子の指の依頼も含まれていました。

しかし、会社が倒産してしまうと娘の指が作ってもらえなくなりますので、会社倒産の危機を知った依頼者の親御さんから次のようにお願いされます。

 

『これからも子供の成長に合わせて指を作っていただかなくてはならないので辞めないで』

 

福島さんが作る指の人工ボディーは、依頼者とそのお子さんからすると、これから生きていく上でどうしても必要なものだったのです。

 

このことが、福島さんが人工ボディー技師として生きるひとつのきっかけの一つだったということです。

 

その後出資者が現れ、更に川村義肢という会社に迎えられたことが、より一層人工ボディー技術の発展に寄与したとのことです。

 

人工ボディ技師として活動する中で依頼者のニーズにも変化が現れます。

 

その変化が以下のものです。

 

以前  人工ボディー製作を始めた当初は、体の外見のコンプレックスを隠す目的で人工ボディーの製作を依頼する方が多かったそうです。
現在  現在ではコンプレックスを隠した上でおしゃれを楽しむことを目的に人工ボディーの製作依頼が多くなっているとのことです。

 

 

工房アルテ

 

人工ボディーを製作しているのは『工房アルテ』です。

工房アルテは次の通り東京と大阪にあります。

工房アルテ 大阪 〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋1丁目18-18-3F
TEL:06-6352-1130
FAX:06-6352-1018
工房アルテ 東京 〒136-0073
東京都江東区北砂1-19-9
TEL.03-5635-1620
FAX.03-5635-1612

 

まとめ

 

2018年11月26日に放送されたNHK「ザ・プロフェッショナル」の福島有佳子さんについてご紹介しました。

これまで人工ボディーについて知らなかったのですが、無くてはならないお仕事だということがわかりました。

これからも障害を持った方の希望として頑張って頂きたいですね。

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