フィギュアスケート女子の白岩優奈さんが『クラウドファンディングで資金調達』を開始しました。
(追記)
クラウドファンディングをスタートした当日に目標金額を達成しました。
フィギュアスケートには「お金がかかるスポーツ」というイメージがありますが 、それは事実で、それもトップ選手になると サラリーマンの年収以上の経費が必要となるということが明らかになっています。
ただ一口にクラウドファンディングと言っても 一つの形態だけではなく、『タイプによって異なる』ようです。
今回白岩優奈さんはどれほどの資金が必要で、クラウドファンディングでどれほどの資金調達を考えているのか、そして、現時点でどれほどの資金が集まっているのかをご紹介したいと思います。
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目次
クラウドファンディングでの調達金額
今回白岩優奈さんがクラウドファンディングで調達する資金は『400万円』です。
ただ、この金額が白岩優奈が1シーズンで必要となる必要経費 全額というわけではありません。
白岩優奈さんによると 1シーズンで必要な必要経費は『約600万円』。
そのうちの400万円をクラウドファンディングで調達しようということです。
年間活動費600万円の内訳
では なぜ年間活動費が600万円も必要なのかについてお伝えします。
フィギュアスケートには様々な費用が必要になってきますが、具体的には次のような費用が必要となります。
振り付けダイヤ衣装代 | 約100万円 |
---|---|
表情表現レッスン代 | 約150万円 |
フィジカルメンタルトレーニング代 | 約160万円 |
海外強化合宿費 | 約150万円 |
国内外試合経費 | 約150万円 |
合計 | 約610万円 |
上記の合計金額は、「610万円」となり、この金額が1年間の必要経費ということです。
この金額だけを見ると 白岩優奈さんの親御さんの年代もしくはその上の年代の方のサラリーマン年収に該当する金額です。
ということは、父親が会社で働いて得たお金は全てフィギュアスケートの活動費として消えるということになります。
ただ、ここで注意が必要なのは、年間約610万円の経費をサラリーマンとして捻出しようとすると年収から税金や保険、年金などが引かれる事を考えると、『実質的には1000万円位の年収が必要』だということです。
このように考えると、普通のサラリーマンでは自分の子供をフィギュアスケーターとして活動させることは到底無理だという結論になってしまいます。
白岩優奈さんの場合も 昨年からシニアとして活動するにあたりジュニアの時と比べると必要経費はかなり増えたようです。
そこで『クラウドファンディング』の登場です。
次は、白岩優奈さんが行なっているクラウドファンディングについて仕組みをお伝えします。
まずは、クラウドファンディングについて確認してみましょう。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは資金調達手段のひとつで、主にインターネットで資金調達を呼びかけ不特定多数の人から資金調達を呼びかけます。
資金調達にあたり出資者に対して資金調達の趣旨を説明し、その趣旨に共感して頂いた出資者から、少額からの資金調達を幅広く行います。
クラウンファンディングのタイプ
クラウドファンディングには次の三つのタイプがあります。
- 寄付型
- 投資型
- 購入型
それぞれを説明します。
寄付型
「寄付型」とは金銭的なリターンが求められないタイプですので、プロジェクトの成否にかかわらず、投資者へのリターンはありません。
投資型
「投資型」とは 金銭リターンが伴うタイプとなりますので、プロジェクトが成功した際には金銭的なリターンが発生します。
購入型
「購入型」は プロジェクトに伴う何らかの権利や 物品を購入してもらうことで支援を受けるタイプとなります。白岩優奈さんが 行なっているクラウドファンディングは 購入型となります。
白岩優奈さんは、出資者の支援金額に応じて、次の6パターンのリターンを用意しています。
出資額 | リターン |
---|---|
1,000円 | お礼メール |
3,000円 | お礼のメール+サイン入りポストカード 1枚 |
5,000円 | 3,000円コースのお礼+手持ちバナー用タオル 1枚 |
10,000円 | 5,000円コースのお礼+オリジナルクリアファイル(A4サイズ)1枚 |
30,000円 | 10,000円コースのお礼+メールマガジン配信(今シーズン中に限る) |
50,000円 | 30,000円コースのお礼+特別メッセージ動画送信 |
とはいっても、白岩優奈さんが上記のことを企画して全て対応することはどう考えても無理があります。
そこで登場するのがクラウドファンディングを助けてくれる企業です。
具体的には、白岩優奈さんは「ACT NOW」という企業が提供する仕組みを活用しています。
「ACT NOW」の仕組みをご紹介します。
「ACT NOW」の仕組み
引用元:ACT NOW
- クラウドファンディングでは、ACTORとして「白岩優奈」さんがプロジェクトを立ち上げます。プロジェクトとは、「ACT NOW」で資金提供を呼びかけるサイトを立ち上げることが該当します。
- 出資者となるオーディエンスが、白岩優奈さんが立ち上げたプロジェクトをサイトやTwitterなどで知り、プロジェクトの内容に共感し、応援したいとなればプロジェクトで用意された支援コースを選択して出資することになります。
- 資金を得た白岩優奈は、出資のお礼として予め定められた出資金額に応じてリターンを提供することになります。
- そして、最終的にプロジェクトを立ち上げた白岩優奈さんから「ACT NOW」に対して調達金額の10%が成功報酬として支払われることになります。
調達金額
2018年11月15日15時30分現在の調達金額は
『約71万円』
しかし、ネットで白岩優奈さんのクラウドファンディングの情報が流れた影響か、2018年11月16日11時47分現在の調達金額は次のようになりました。
『約769万円』
目標金額400万円を見事達成です。
それも、たった1日で目標金額を300万円以上オーバーとは恐れ入りました。
白岩優奈さんも、資金面での心配が減少してほっとしたとともに、『頑張らねば!』と気合が入ったことでしょう。
白岩優奈さんを応援する場合は下記から行えます。
>> ACT NOW
ネット上の声

フィギュアスケートにはお金がかかるので、裕福なお家の子でないと続けるのは難しいですね。フィギュアスケート協会役員がビジネスクラスで移動するお金があるのであれば、選手に回して欲しいですね。

白岩優奈さんのような強化選手がスポンサーもなく一番資金的に苦しいようなきがします。資金が集まると良いですね。

白岩さんレベルの選手は、海外派遣が多いわりにはスポンサーが付いておらず一番活動費が厳しいと思います。

日本スケート連盟では、クラウドファンディングで調達した金額が500万円を超えた場合、500万円を超えた金額の10%が日本スケート連盟に上納する必要があるんですね。選手は活動費が不足するから個別で資金調達したものを連盟が巻き上げるってどういうことなんでしょうか?
まとめ
改めてフィギュアスケートには多額のお金が必要なことがわかりました。
今回の白岩優奈さんのクラウドファンディングを通じて感じるのは、本田真凜のように大手企業がスポンサーに付いてもらうことのありがたさです。
実力だけでなく、企業側のメリットとなる要素があるというのも大事ですね。
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