菅田将暉さんが主演を務めるドラマ「3年 A 組~今から皆さんは、人質です~」の放送が開始されました。
テレビや映画で大活躍している菅田将暉さんなのでこれまで何度も主演を務めているのかと思うとそうではなく、今回のドラマが初主演だそうですね。
そして、 菅田将暉さんと同じく主演を務めるのが昨年の朝ドラ「半分青い」で主演を務めた永野芽郁さんです。
テレビの CM や新番組の番宣で二人揃ってテレビに出ていたのでご存知の方もいらっしゃると思います。
日曜夜の日テレ系ドラマについては、前作「今日から俺は!!」が評判が良かっただけに、どのようなドラマなのか気になるところでした。
実際にドラマが始まってみると今日から俺はとは全くカラーの違うドラマで、視聴者を引き込んで離さないような内容になっています。
中でも番組冒頭から多くの意見が出ていたのが『怖い』というものです。
怖い…😱
みんな面白いって言ってるけど怖いわぁ…
まぁ見てしまうんだけど#3年A組— オセロ (@osero0401) 2019年1月6日
そして、過去の作品である「女王の教室」や「悪の教典」みたいで怖いという意見も多く見かけました。
悪の教典みたい、怖すぎる #3年A組
— ぴぴ (@dpdppd22) 2019年1月6日
悪の教典となんとなく重なる~#3A #3年A組 pic.twitter.com/jeMBMQC5Vy
— マユ (@jayhyung__) 2019年1月6日
怖いドラマでEDは明るいって女王の教室を思い出す(笑)
— ゆか里🍀 (@Yuuuuukari3104) 2019年1月6日
この記事では、「3年A組」と「悪の教典」「女王の教室」を比較して似ている点を確認してみます。
「3年A組」と「悪の教典」「女王の教室」を比較して似ている点を分析
3年A組 | 悪の教典 | 女王の教室 | |
---|---|---|---|
怖さ | 怖い | 非常に怖い | やや怖い |
舞台 | 高校 | 高校 | 小学校 |
主人公 | 教師 | 教師 | 教師 |
被害者 | 生徒 | 生徒・教師・他 | なし |
暴力 | あり | あり | なし |
殺人 | あり | あり | なし |
怖さ | 怖い | 非常に怖い | やや怖い |
教師の生徒への愛情 | あり | なし | あり |
独断と偏見ですが、「3年A組」「悪の教典」「女王の教室」を比較してみました。
「怖さ」については、この3つの作品の中では『悪の教典が一番怖い』のではないでしょうか。
#3年A組今から皆さんは人質です
面白かったです!(´∀`)
ドラマ観てるうちに、2012年に公開された伊藤英明さん主演の映画を思い出しました。#悪の教典 pic.twitter.com/zQnUUKvWgo— アニル、──試行錯誤中── (@AniruHenvankaiz) 2019年1月6日
優しい先生だと思っていたのが実はサイコキラーで殺人鬼だったのですから。
人の心を持たず淡々と生徒を殺す場面だらけで怖さのランクは高いといえるでしょう。
「3年A組」については、原作が公開されていなこともあり、1話を見ただけの感想になります。
怖さは感じるものの、「殺された生徒は本当に死んでいるのか?」という疑問点も残ります。
私的あの彼は死んでないと思う
先生アクション俳優なりたかったんでしょ?
あんだけ用意周到だし
血糊とか用意してそうじゃない?
刺す場所心臓より下に見えたし
わからないように刺してたし
その為に気絶させるために殴ったようなだから死んでない説
本当に死んでたらびっくりする←
#3年A組— 友梨 next 2/22@ゴス苗場 (@y0ur1c0) 2019年1月6日
生徒が刺されたシーンをよく見ると、あれだけ深く刺されているのに出血が少ないんですよね。どうなんでしょうか。
ただ1話見ただけの印象でいうと、怖さで悪の教典を超えることはないと考えます。理由は、これからお伝えする「悪の経典の怖さは異常」を御覧ください。
「女王の教室」については、先生の態度や生徒への接し方に怖さを感じるものの暴力を振るうわけでなく、観ているものに「先生の生徒への愛情」が感じられるため、怖さについては「悪の教典」や「3年A組」と比較すると弱いと感じます。
「3年A組」「悪の教典」「女王の教室」の似ている点
「3年A組」「悪の教典」「女王の教室」の似ている点は、『学校が舞台』となっており、『先生が生徒に恐怖心を抱かせている』ということです。
ただ、既にお伝えしたとおり、「怖さ」といっても作品ごとに愛情の有無も違えば、「悪の教典」のように人を虫けらを殺すように殺してしまうような残虐性も違います。
次は、それぞれの作品について観ていきましょう。
3年A組が怖い!しかし段違いに怖いのは悪の教典!
出典:日本テレビ(https://www.ntv.co.jp/3A10/)
ドラマ冒頭から主役である菅田将暉さんの自殺を想像させる場面からスタートします。
このドラマは菅田将暉演じるブッキーこと柊一颯先生が生徒を人質にとって教室に立てこもる10日間の物語なので、その最終日の場面ということになります。
そして物語がスタートし、覚悟を決めたように教室に向かい、教壇に立ち生徒に向かって次のように話しかけます。『今から皆さんは、人質です』と。
それまで教室の中では、先生の話なんて全く聞く気がなく、それどころか先生をバカにした態度をとっていました。
そんな中で生徒たちは今から人質だと言われても誰も本気にせず、先生に殴りかかっていきます。
しかし、ここからがいつもの先生と違うところです。
ブッキー先生は、生徒たちから雑魚からと思われていたのに、ヤンチャな生徒たちを蹴り飛ばし、持っていたナイフで威嚇します。
柊先生かっこいいー#3年A組 pic.twitter.com/E3PDsIoort
— じゅんせい (@tennenpaamano) 2019年1月6日
そして、ブッキー先生の言うことを信用しない生徒たちを信用させるためヤバイことを実行します。
それが、
『教室の爆破』
です。
教室を爆破したことで、階段が潰され逃げることも外から救助することも出来ない状況となります。
それだけでなく、校舎には複数の爆弾が仕掛けられ、外部からの侵入に備えて赤外線センサーまで仕掛けるという用意周到さ。
でも気になるのは、なぜブッキー先生はこのようなことをするのか?
そのヒントが一人の生徒にあります。実は、「3年A組にいた一人の生徒が自殺」しているのです。
このドラマの大きなテーマと予測できるのが『自殺した生徒』なのです。
いやまさかこの裏に笑顔のれいなの絵が隠されてるとは… それを踏まえた上でこのシーン見るのと見ないとじゃ変わってくる…#3A #3年A組 pic.twitter.com/B92jLIFnce
— スーモ (@da_221_su) 2019年1月6日
これ以上話すとネタバレになるので話しませんが、ここまででもブッキー先生こと菅田将暉さんの表情は狂気に満ち視聴者に恐怖心を抱かせるのです。
そして、番組1話最後では警察の強行突入を察知し、一人の生徒を殺したのです。
菅田将暉が狂気的過ぎる#3年A組 pic.twitter.com/PS9cblqbqp
— ☁︎︎ かっこいい弱虫 ☁︎︎ 0210 米津玄師:脊オパ (@RADwimper_93) 2019年1月6日
3年A組の第一話を視聴した方の声の中で「怖い」は次のようなものです。
ここまでたった1話ではありますが、「3年A組」の概要と怖い場面をお伝えしました。
しかし、比較対象とされる「悪の教典」に比べてたら怖さはゆるいと感じます。
なぜなら、3年A組の犯罪者であるブッキー先生は生徒たちに「考えさせる」という目的をもっているからです。
そして、生徒を思って涙するような先生なのです。
では、次は「悪の教典」の怖さをみてみましょう。
「悪の教典」の怖さは異常
[映画]ニューヨーク・リンカーン・センターで上映予定の三池崇史監督『悪の教典』が銃乱射事件の影響で中止に! http://t.co/B68pPHNl
— シネマトゥデイ (@cinematoday) 2013年2月6日
「悪の教典」は、伊藤英明さん主演の映画ですが、この映画は本当に怖いです。
映画全編にわたって誰かが死んでいるような内容の映画です。
伊藤英明さん演じる蓮見聖司は英語の高校教師なのですが、容姿も整っており身長が高く人気者という設定です。
しかし、本当の姿は殺人鬼だったのです。
蓮実聖司は二面性を持ったサイコキラーであり、自分が勤める高校の中で 次々と他人が行なったと思わせるような殺人事件を犯します。
人の感情や死に対する感情をもっていません。
誰が死のうと感情が動かないのです。
犠牲者となるのは同僚の先生であったり教え子であったりします。
同僚の先生を殺す時は、先生が生徒にセクハラを繰り返していたということでその先生を殺してしまうのですが、蓮見先生に対して何も行っていない生徒が虫が殺されるように犠牲になっていくのです。
それも、映画後半では「こんな無差別殺人あるのか」と思わせるほど狂気的な殺人が繰り返されます。
3年A 組と比べると「先生が感情を持たず、単なる殺人鬼」というのが印象です。
伊藤英明さん演じる蓮見先生が高校の先生で、高校を舞台にして生徒が犠牲になるという部分は3年A組と似ていますが、先生が感情を持っていない、生徒のことを思っていないというのは見ていない部分だと感じます。
次は、「女王の教室」についてみていきましょう。
「女王の教室」の怖さ
出典:日テレオンデマンド(https://vod.ntv.co.jp/program/jyoou/)
「女王の教室」は2005年7月から9月にかけて放送された天海祐希さん主演のドラマです。
ある意味天海祐希さんの代表作の一つと言っても過言ではないドラマでしょう。
女王の教室は鬼教師と言われる天海祐希さん演じる阿久津真矢がシスターのような格好をして笑顔を見せず、 生徒に対して厳しく当たる先生を演じています。
ドラマの中でも阿久津先生が生徒に対して厳しく当たるシーンは何度も出てくるのですが、最初から感じられるのが「阿久津先生には愛がある」ということです。
生徒に厳しく当たるのは「生徒の将来を考えてのこと」というのが根底にあるのです。
だからドラマの中では生徒に対して次のようなフレーズが何度も登場します。
- いい加減目覚めなさい
- イメージできる?
「いい加減目覚めなさい」というのは、「本質に気づきなさい」ということで、「イメージできる」というのは、「自分の頭で良く考えなさい」ということです。
他人に言われたことだけをするのではなく、目標は自分の頭で 考え、困難にぶち当たっても解決策も自分で考えなさいということです。
阿久津先生は1年間6年生の生徒達の担任を務めるわけですが、1年が経過する頃には受け持った生徒たちは自分の頭で考え行動できるようになっているのです。
「3年A組」と「悪の教典」に対して「女王の教室」は「学校が舞台になってており、主役が先生である」という共通点があるものの、生徒を殺したり虐待したりしないという面では大きく異なります。
そして、「3年A組」では先生は感情を持っていましたが、「悪の教典」では先生に感情がありません。
その点で先生が生徒に対する感情を持っているという部分では「3年A組」とは共通点があるものの「悪の教典」とは共通点はないと言えるでしょう。
おわりに
「3年A組」の第1話を見て、怖さを感じたという意見が多く、「悪の教典」や「女王の教室」に似ているという意見が多かったので怖さを比較してみました。
ドラマはまだまだ第1話が終わったばかりですので、今後の展開が楽しみですね。