ゴースト血管をご存知でしょうか?
「ゴースト」と「血管」に分けるとわかりやすいですね。
簡単に説明すると、本来あるはずの血管がゴースト化し、細くなり血流が流れない状態の血管です。
引用元:http://shizenkaragenki.hamazo.tv
画像診断を行っても映らなくなります。
人間の体の中には数え切れないほどの血管が張り巡らされており、太い血管から細い血管までさまざまです。
太い血管が詰まると即命を落とすことになりますが、細い血管の場合は徐々に血管が狭くなり、血液が流れなくなり、その結果最終的には心筋梗塞や脳梗塞など血管が詰まることで発症する重篤な病気になります。
昨今、健康ブームということもあり、いろいろなテレビ局で「健康」をテーマにした番組が放送されています。
特にNHKでは「NHKスペシャル」をはじめ、朝の情報番組「あさいち」、長寿番組「ためしてガッテン」などで何度も取り上げられています。
そこで、視聴者が一番知りたいのは「ゴースト血管の改善方法」だと思います。
「ゴースト血管の改善方法」といっても、一番効果的なのは一番ゴースト血管になりやすく、改善できると一番効果的な場所の改善です。
それが「ふくらはぎ」です。ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれています。
まずは、この「ゴースト血管の改善方法」の中でも一番効果的で即効性のある方法をご紹介し、その後に、ゴースト血管によって引き起こされる病気や症状、食べ物などについてご紹介します。
ゴースト血管の改善方法で即効性があるのは「ふくらはぎ」
人間の体には太い血管から細い血管まで無数の血管が張り巡らされていることは冒頭でお伝えしました。
心臓から放出された血液は体を上下に巡回していきます。
この時、血管が正常であれば、心臓から放出された血液は毛細血管の先端まで届けられ、最終的には心臓に戻ってきます。
しかし、血管が詰まっていたり、細くなっていると血液が血管の末端まで届きづらいため、心臓から放出された血液が心臓まで戻ってくるのに時間を要します。
そうすると、脳は心臓から血液を放出する力が弱いと判断して、血液を放出する力を強めます。
これが「高血圧」につながるのです。
上記で説明したメカニズムで高血圧を発症しているのであれば、細くなった血管を正常に戻せば血圧もさがるはずですね。
この理屈を冒頭で説明したテレビ番組では説明しています。
そして、そのために行う「ゴースト血管の改善方法」として一番おすすめなのが「ふくらはぎ」のトレーニングです。
トレーニングといっても難しくありませんのでご安心してください。
ふくらはぎトレーニングがゴースト血管の改善方法として効果的な理由
ふくらはぎは、体の上から足先に流れてきた血液を心臓に戻すための「ポンプ」の役割をしています。
このふくらはぎの機能が弱まることでポンプとしての機能も低下するのです。
そして、ふくらはぎの機能が弱まる原因のひとつが「ゴースト血管」です。
ふくらはぎ内にある血管が細くなったり、詰まることで足先から心臓に戻すための力が減るとともに、血液量も少なくなります。
そこで、「ふくらはぎのポンプ機能」の改善が有効で、そのトレーニングとして有効なのが「スキップ」や「かかと落とし体操」なのです。
「スキップ」や「かかと落とし体操」に共通するのは、「かかとを上げる」ことです。
スキップをする際も、片足立ちの状態になるので自然と「かかとを上げる」ことを行っています。
かかとを上げると当然ですが下げることも自然と行います。
このことが、「ふくらはぎのポンプ機能」を働かせていることになるのです。
ウォーキングが健康に良いのも、歩くことでふくらはぎのポンプ機能を働かせおり、自然と血液が身体中を循環させることにつながっているのです。
ただ、「スキップ」を家の外で行うのは勇気が入りますね。
スキップといっても自宅で行う場合は、前に進むのではなく、その場で上に向かってひざを上げるだけでOKです。
また、もう一つおすすめするのが「かかと落とし体操」です。
スキップと同じ効果が期待できる「かかと落とし体操」だと自宅や外出先、電車を待つ時間でも行えます。
かかと落とし体操
「かかと落とし体操」の具体的な方法は、次の通りです。
- 両足を肩幅に広げ立つ
- かかとを上げつま先立ちになる
- かかとを地面に戻す
これだけです。
下記の動画をご参考にしてください。
簡単ですね。
次は、ゴースト血管によって血流が悪くなることで病気以外の受ける影響についてご紹介します。
ゴースト血管によって受ける影響
血管がゴースト化することで影響を受ける影響について見ていきましょう。
引用元:NHKスペシャル(2018年4月1日放送)
認知症
認知症の方の脳の画像診断を診ると、白質病変(白く映るところ)が多く見受けられます。
これは、血管がゴースト化し、血流が流れづらくなっている部分です。
また、この白質病変が増えると脳の中で不要な物質を排泄することができなくなりアルツハイマー型認知症につながるというわけです。
ある調査によれば、白質病変がある場合とない場合での軽度認知障害の割合を調べると、白質病変がある場合はない場合と比較して2倍の認知症発症リスクがあることがわかりました。
骨粗しょう症
ゴースト血管と骨粗しょう症は大きな関係があります。
骨は絶えず古い骨が消えて新しい骨が作られています。
この時、骨を作るための栄養を運んでいるのが毛細血管なのです。
しかし、血管がゴースト化することで新しい骨を作り出すための栄養が届かなくなります。
その結果、骨の内部はスカスカになる骨粗しょう症になるのです。
シワ・たるみ
肌のシワやたるみについては、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が大きく関係していますが、ターンオーバーを促すにはそのための栄養分が必要になります。
もうおわかりだと思いますが、血管がゴースト化することでターンオーバーに必要な栄養分が届かなくなるのです。
ゴースト血管を招く原因
- 糖質の過剰摂取
- 加齢
- 睡眠不足
- 運動不足
- タバコ
- 高血圧
上記の中で、「糖質の過剰摂取」「加齢」「睡眠不足」については、血液成分が血管から漏れることにつながり、「タバコ」「高血圧」については、血流が滞ることにつながります。
なお、「運動不足」については、血液成分が漏れることにもつながり、血液が滞ることにもつながります。
ゴースト血管の改善に効果的な食べ物
ゴースト血管そのものというより、高血圧に効果的な食べ物としてよく取り上げれられうのが「ヒハツ」です。
あるテレビ番組で紹介されるとあっという間に売り切れになったりもしています。
味は好き嫌いがあると思いますが、試してみる価値はあるかもしれません。
まとめ
ゴースト血管は、さまざまな病気につながることが研究の結果明らかになっていますので、テレビ番組でも何度も取り上げられます。
そこで何度も紹介されているのが、今回ご紹介した「かかと落とし体操」である、「スキップ」です。
簡単に出来ますので是非お試しください。