荒川弘先生等女性が男性ペンネームを使用する理由は東京医科大学女性差別問題と同じ?

荒川弘先生は大人気漫画「鋼の錬金術師」を代表作に持つ漫画家です。

しかし、荒川弘先生が女性だということに気づいていない方も多いようですね。

そして、漫画家の中には荒川弘先生以外にも女性でありながら男性ペンネームを使っている方は少なくありません。

なぜなのかを調べてみると、現在問題になっている東京医科大学女性差別問題と同じようですので、お伝えします。

荒川弘先生のプロフィール

生年月日   : 1973年5月8日
出身地    : 北海道中川郡幕別町
職業     : 漫画家
代表作    : 鋼の錬金術師

 

荒川弘先生は北海道で生まれます。

漫画は小さい頃から手がけていたようで、お家のお手伝いをしながらペンネームを使って4コマ漫画を描き、雑誌に投稿していたようです。

その時のペンネームは「エドモンド荒川」。

その後も「ちきんぢょーぢ」というペンネームを用い、歴史雑誌に投稿していたとのことです。

 

荒川弘先生が女性だと聞いて驚く声

 

鋼の錬金術師を女性が描いていることを想像もしていなかったということですね。

 

ストーリーがとても女性的ではないという印象を持たれているようですね。

 

女性だから◯◯、男性だから◯◯という区別の仕方は不要だということですね。

 

作風として、女性を印象づけるようなものではないということでしょうか?

 

概ね、作風だけでなく、ストーリーから女性をイメージしていなかったようですね。

ここでは、書いていませんが荒川弘先生が女性で、3人のお子さんを出産しているにも関わらず、連載を止めることがなかったことに驚いているという声が見受けられました。

連載が休載されていれば、その理由も公表されたでしょうかね。

 

 

女性漫画家が男性ペンネームを使う理由

女性漫画家に対するイメージは一般の人が感じているのと編集者が感じているのは大きく隔たりはないようです。

なぜなら、編集者も次のようなイメージを持っていることが多いようだからです。

上記のツイートが編集者

上記のツイートに女性漫画家が男性ペンネームを使用するヒントが隠されています。

 

要するに、女性は「バトル」作品や男性漫画は描けない、そして面白くないと思われているように感じます。

荒川弘先生についても、小さい頃から4コマ漫画を投稿していたようですが、ペンネームはどちらかというと男性っぽく感じます。

 

それは、女性だと雑誌に掲載されることが少ないのかもしれませんね。


男性誌で連載作品を持つ女性漫画家としては「うる星やつら」の作者である高橋留美子先生がいます。

その他にもいるのですが、どうしても男性漫画家の方が多いため、そのような思い込みやイメージを持つ方が多いようですね。

 

高橋留美子先生の名が世に出てから随分時間が経過しているのに、現状でもこのような状況なんですね。

 

読者からすると、作者が女性であっても男性であっても関係ありません。

キャラクターや作風、ストーリーなどで好き嫌いが出てきますが、性別は関係ありません。

 

しかし、ペンネームを男性ぽくするというのは、女性ということで不要な推測をされたり、差別を受けることを避けたという意味合いが大きいような気がします。

 

東京医科大学女性差別問題との類似点

ここまでお伝えした荒川弘先生の内容と現在世間を騒がしている東京医科大学の女性差別問題には類似点があると思っています。

 

どちらも「女性だから」が問われているからです。

 

東京医科大学では、将来の医者になる医学生が女性よりも男性が多くなることを望むため男性の点数を嵩上げしていました。

 

女性は結婚・妊娠で産休制度を活用したり退職するというのが理由のようです。

 

しかし、実際は産休制度などは無いも同然で、妊娠しても激務は続き、何度も流産を繰り返した女医も多いようです。

 

男性の学生を多く採用したいのであれば募集要項で明確に示せば良いのです。

なのに大学はしていません。挙句の果ては裏口入学です。

 

本来だと合格水準に達していた学生は不合格にさせられていますが、受験料は徴収したままです。

受験料詐欺を行っていたのと同じです。

問題が発覚したから返却しますでは済むことではありません。

 

「女性」が結婚・出産することは今はじまったことではありません。

昔からわかっていることです。

 

それなのに病院経営の中で対策を講じてこなかった病院の問題なのに、学生であったり女医に責任を押し付けています。

 

まだまだ日本は「女性は男性よりも劣る」と考えている人が多いということでしょうか。

 

まとめ

荒川弘先生が女性でありながら男性ペンネームを活用していることと、東京医科大学の女性差別問題に類似点があるというテーマでお伝えしました。

マンガ業界もまだまだ男性優位な世界なんだと再認識しました。