台風21号によってタンカーが関空連絡橋を破壊してから8日目となり、いよいよ本日より、あの巨大な関空連絡橋を撤去する作業が開始されました。
でも、どのようにして連絡橋を運搬するのかと思っていたところびっくりするような船がやってきました。
それが、深田サルベージ「武蔵」です。
深田サルベージキタ━(゚∀゚)━!
一日中眺めてたい【クレーン船】関空連絡橋を吊り上げるクレーン船武蔵がめちゃくちゃデカいと話題に : まとめダネ! https://t.co/fiJcoIzU6v
— シン (@kazu3_n) 2018年9月12日
関空連絡橋の撤去に大活躍する深田サルベージ「武蔵」ですが、どれくらいの運搬能力をもっているのかをご紹介します。
深田サルベージ「武蔵」のサイズ
- 長さ(107m)
- 幅(49m)
- 深さ(8m)
実際、どれほどの大きさかを確認するために下記の画像を御覧ください。
深田サルベージの起重機船「武蔵」は大阪港を出港しました。
港大橋をくぐる際にはバックタワー(というの?)最上部にて作業員さんが天端の余裕高を確認されておりました。ご安全に! #大阪港 #起重機船 pic.twitter.com/at3RA0EDvs— つまみな(つまみ記者丹羽) (@Tsuma_Mina) 2015年6月1日
人間の大きさを観ていただければわかりますが、本当にびっくりするような大きさです。
深田サルベージ「武蔵」が吊り上げる事ができる定格荷重
定格荷重については、ジブの角度によって変化します。
ちなみに、ジブとは今回の場合だと深田サルベージ「武蔵」に設置されている受領物を吊り上げるためのクレーンの腕に該当します。
このジブにより次のように定格荷重は設定されています。
【ジブ角】
- 68度「3700t」
- 64度「3700t」
- 55度「2000t」
- 45度「1060t」
- 35度「420t」
なんと、最大荷重は「3700t」です。
これだけの能力があれば、関空連絡橋も吊り上げることが出来るのかもしれませんが、「武蔵」はこのような重量物を吊り上げても沈まないのは凄いですね。
また、このような船を作り出す深田サルベージさんに拍手です。
また深田サルベージ「武蔵」には、用途別にいろいろなウインチが用意されています。
ちなみに、ウイントとは、今回の場合だとジブに設置された重量物を吊り上げる機械のことで、8種類のウイントが用意されており、次の通り荷重能力も決められています。
- 主捲用 42t2(双胴)× 2台
- 起伏用 47t8(双胴)× 2台
- 一本吊用 15t × 8台
- 呼込用 10t × 4台
- 操船用 24t × 8台
- 錨用 45t × 4台
デリック用 5t × 2台- ウインドラス 60t × 1台
橋からの撮影って斜めからの方がいいのかな?
武蔵
深田サルベージ pic.twitter.com/2Xjcr4kcDj— TOKIHIME (@tokihime_naikou) 2018年3月9日
これ、深田サルベージ建設株式会社の「武蔵」だね。最大のヤツ pic.twitter.com/GVAhL8e24E
— exTANUKI 🍧 (@ex_tanukikun) 2018年9月12日
それにしても凄い大きさで迫力ありますね。
これまでも深田サルベージ「武蔵」は様々な現場で活躍しているわけですが、どのような現場で活躍したのかを見てみましょう。
武蔵の活躍例
【東京ゲートブリッジ】
「富士」の架橋工事よりも圧倒されたのは、「富士」よりでかい深田サルベージの「武蔵」が、吉田組「第五十吉田号」、寄神「海翔」と東京ゲートブリッジの架橋工事に挑んたことですね。2009.9.27 pic.twitter.com/ZhLgE7TVXf
— 矢吹丈 (@pousanpoposan) 2017年4月25日
【大阪港】
深田サルベージ「武蔵」 #大阪港 C-4のガントリー据え付け!昼まで粘って足が浮かんだ!#内航船の日 #大阪港開港150年 pic.twitter.com/JgLt8bbHRF
— 海岸通 (@kaiganndouri) 2016年6月4日
深田サルベージ「武蔵」が動いている様子【動画】
まとめ
日本には巨大な橋が多くありますが、いままでどのようにして設置しているのかわかりませんでした。
しかし、今回深田サルベージ「武蔵」のような起重機船という船があることを知りました。
橋を作る技術も素晴らしいですが、大きな橋を設置するための深田サルベージ「武蔵」のような機器素晴らしさを再発見しました。