運転免許証の更新時には講習(優良運転講習等)の受講が義務付けられています。
講習の中でも最も時間の短い優良運転講習についてオンライン化の試行を来秋より始めると警視庁から発表されました。
そこで気になるのが講習に関する料金(講習手数料)は安くなるのかです。
運転免許証更新時に必要な料金と講習
引用元:https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83002.htm
運転免許証を更新する場合は、警察署、運転免許試験場、運転免許センターなどに出向いて更新手続きと講習を受講する必要があります。
更新手続き
更新手続きには次の流れで行われます。
- 免許更新に関する申請書の作成
- 料金の支払い
- 視力検査
- 書類提出
- 写真撮影
大体、上記の流れで行われます。
そして、全員運転講習を受ける必要があります。
運転講習時間は反則の有無等によって30分から2時間と変わってきます。
次は料金については確認してみましょう。
運転免許証更新時に必要な料金
引用元:https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83002.htm
運転免許更新に関する料金は大きく次の2つに分けることが出来ます。
- 更新手数料
- 講習手数料
更新手数料
更新手数料に関しては、一律「2500円」となっています。
講習手数料
講習手数料に関しては、次の3つに分かれています。
優良運転者(30分) | 500円 |
一般運転者(1時間) | 800円 |
違反運転者、初回更新者(2時間) | 1350円 |
優良運転者の講習手数料が500円と一番安く、違反運転者、初回更新者の講習手数料が1350円と一番高くなっています。
料金は受講時間が長くなるにつれて高くなっている模様です。
講習料金に関する費用
実際に講習を受講された方はわかると思いますが、講習が行われる部屋に集められ、交通安全協会の方の話とビデオを観ます。
ということは、特別に部屋を借りる場合は部屋のレンタル料と講習を行う人の人件費がかかってきます。
ただ、多くの場合は警察署、運転免許試験場、運転免許センターなどで行わえるため、講習を行う部屋の料金は必要ないことがほとんどだと思います。
また、講習を行う交通安全協会の方で日雇いではないと思われますので新たな費用の発生はない思われます。
特に、優良運転者を対象にした講習の場合は、いきなりビデオを観るだけになっていますからね。
そう考えると、人件費は新たに発生しないはずです。
優良運転講習オンライン化時の更新手順はこう変わる
優良運転講習がオンライン化されることで、更新作業がどのように変わるのかについてですが、講習の位置が変わります。
通常ですと、講習は最後から2番目(新免許証を受け取る前)です。
しかし、講習がオンライン化されると講習が「一番最初」になります。
引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092900256&g=soc&p=20200929ax01S&rel=pv
講習はオンラインで動画を視聴することになりますので、自宅などで事前に講習動画を観ることになります。
講習動画を観たあとに警察署、運転免許試験場、運転免許センターなどに出向くことになります。
優良運転講習オンライン化で料金(講習手数料)は安くなる?
では、今後優良運転講習オンライン化された場合、講習費用は安くなるのかについて考えてみましょう。
現時点では講習手数料に関するアナウンスは行われていません。
オンライン化ということは、一箇所にサーバーを設置して、優良運転講習対象者はサーバーにアクセスして講習を観ることになります。
おそらくですが、免許更新の1ヶ月前に届く、「運転免許更新通知書」に講習動画視聴用のIDとパスワードが記載されているのではないでしょうか?
そして、IDによって講習動画を最後まで視聴したのか、していないのかを判断するのではないでしょうか?
優良運転講習に関して新たに必要な人件費はないはずです。
通常であれば講習料金である500円はなくなっても良いはずです。
優良運転者なのですから考えてもらえないでしょうかね。
でも、国のやることなので講習料金が不要になることは無いと考えます。
良くて数百円安くなる程度なのではないでしょうか?
まとめ
優良運転講習のオンライン化が試行されるということで、料金(講習手数料)が安くなるのかについて、講習種類や更新手順、講習に関する人件費等を交えてお伝えしました。
現時点では優良運転講習のオンライン化によって料金がどのようになるかについてはアナウンスされていませんが、理屈で考えると講習料金は不要だと考えますが、おそらく数百円安くなる程度ではないかと考えます。
どうなるでしょう。