松田聖子さんの楽曲で松本隆さんが作詞している楽曲は141曲になります。
中でも一番多く松田聖子さんに作曲家として楽曲提供している曲が多いの財津和夫さん、大村雅朗さん、呉田軽穂さんの3人でです。ちなみに呉田軽穂さんはユーミンこと松任谷由実さんのペンネームです。
松田聖子さんの楽曲の中でも呉田軽穂さんの楽曲は特別です。
松本隆さんが作詞をし、呉田軽穂さんが作曲をしている曲である14曲に及び、全ての楽曲がシングル曲またはシングル曲のカップリング曲としてヒット曲となっているのです。
この記事では松田聖子・呉田軽穂(ユーミン)・松本隆のトリオでの楽曲を取り上げながらヒット曲をご紹介します。
松田聖子・呉田軽穂(ユーミン)・松本隆が生み出す楽曲はヒット曲だらけ!
この三人が生み出す楽曲の大きな特徴は「ヒット曲だらけ」ということです。
別記事で松田聖子さんに楽曲提供している作曲家さんの曲をご紹介しました。
一番多く楽曲提供している作曲家は財津和夫さんと大村雅朗さんの16曲です。
この二人に続いて楽曲提供が多いのがユーミンこと松任谷由実さんです。
しかし、一般の方にとって馴染みの深い曲はダントツに呉田軽穂(ユーミン)の曲なのです。
呉田軽穂(ユーミン)さんが松田聖子さんに提供した楽曲は次の14曲です。
- 赤いスイートピー
- 制服
- 渚のバルコニー
- レモネードの夏
- 小麦色のマーメイド
- マドラス・チェックの恋人
- 秘密の花園
- 瞳はダイアモンド
- 蒼いフォトグラフ
- Rock’n Rouge
- ボン・ボヤージュ
- 時間の国のアリス
- 永遠のもっと果てまで
- 惑星になりたい
上記全ての曲がシングル曲またはシングル曲のカップリング曲なのです。
松田聖子さんの曲の中でも人気のある曲目白押しですね。
中でも「赤いスイートピー」は特別な印象があります。
「赤いスイートピー」で松田聖子のファン層が変わった?
「赤いスイートピー」が発売されたのは「1982年1月21日」。
松田聖子さんのデビュー曲「裸足の季節」が発売されたのが「1982年1月21日」ですので、「赤いスイートピー」は松田聖子さんデビューの約2年後の曲ということになります。
「赤いスイートピー 」を呉田軽穂さんが手掛けるきっかけは作詞家の松本隆さんです。
松本隆さんがユーミンこと松任谷由実さんに直々に作曲提供をお願いしたとのことです。
当初、松任谷由実さんは松任谷由実という名前が前面に出ることを嫌い依頼を躊躇したそうです。
だから、作曲家の名前を松任谷由実ではなく「呉田軽穂」としたとのこと。
なぜ松本隆さんが作曲を待つとゆみさんにお願いしたのかと言うとこれも戦略的な思いがあったとのことです。
その戦略とは、 「女性ファンを増やすこと」です。
アイドルとしてデビューした松田聖子さんですのでファン層は圧倒的に男性が多かったのです。
しかしプロデュースする側からすると男性ファンに偏るのは良くないと考え、女性ファンを増やしたかったという思いを松本隆さんが受けて松任谷由実さんに依頼したというのが事の流れのようです。
「赤いスイートピー 」はこれまでの松田聖子さんの楽曲とは違うテイストの曲になっています。
元気な曲というよりはバラードでしっかり聴かせる曲になっています。
これも意味があってバラード曲になっているとのこと。
当時松田聖子さんはトップアイドルとして過酷なスケジュールでした。
現在とは異なり音楽番組が多かったことも影響しているのでしょう。
喉を酷使しすぎて壊していたとのことです。
だから、喉を痛めないようにスローバラードの曲を松任谷由実さんにお願いし「赤いスイートピー 」が完成。
結果は改めてお伝えするまでもなく大成功。
「呉田軽穂」 が「松任谷由実」ということは早い段階で明らかにされていましたが、「赤いスイートピー 」は松田聖子さんの新しい面を引き出した楽曲となり女性ファンを取り込むことに成功したのです。
このことは男性ファンよりも女性ファンが多くなるターニングポイントといえるでしょう。
呉田軽穂(ユーミン)さんが松田聖子さんに提供した楽曲を動画で振り返ります。
松田聖子・呉田軽穂(ユーミン)・松本隆が生み出す楽曲を動画で振り返る!
【赤いスイートピー】
【制服】
【渚のバルコニー】
【レモネードの夏】
【小麦色のマーメイド】
【マドラス・チェックの恋人】
【秘密の花園】
【瞳はダイアモンド】
【蒼いフォトグラフ】
【Rock’n Rouge】
【ボン・ボヤージュ】
【時間の国のアリス】
【永遠のもっと果てまで】
【惑星になりたい】
まとめ
松田聖子・呉田軽穂(ユーミン)・松本隆が生み出した楽曲はヒット曲だらけで最強だというテーマでお伝えしました。
ユーミンこと松任谷由実(呉田軽穂)さんの楽曲は松田聖子さんの新たな面を引き出しました。
特に今でも人気曲である「赤いスイートピー」の存在は軍を抜いていますね。