白山高校は2007年から2016年まで初戦敗退の弱小チームでした。
そして、学校や野球部の置かれている環境が漫画ルーキーズの環境とにていることからリアルルーキーズだと噂されるようになりました。
その詳細については、下記の記事でご紹介しています。
この記事では、なぜ弱かった白山高校が短期間で生まれ変わり甲子園出場を達成できたのか、たった3つの秘策としてご紹介します。
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2013年当時の野球部
冒頭でもお伝えしましたが、白山高校は2007年から2016年まで県予選初戦敗退。
それも、5年はコールド負けするようなチームでした。
そんなチームが2017年に初戦突破したと思ったら、2018年には強豪校を破り甲子園出場を決めたのです。
なぜ、県予選初戦突破の翌年である今年、急に強くなったのでしょうか?
急に強くなったといっても、実質的には現監督である東拓司監督が就任した2013年からの取り組みが実を結んだことは言うまでもありません。
東監督が白山高校野球部監督に就任した当時はびっくりしたようです。
なぜなら、2013年当時の野球部員は5人。
しかも、監督からすると「野球部いるの?」と思うほどの状況だったようです。
そして、野球を行うグランドは「草でぼうぼう状態」です。
このような状況から野球部の立て直しを行うのですが、野球部が強くなったの3つの秘策が考えられます。
考えられる4つの秘策についてご紹介します。
下剋上を実現した4つの秘策
監督就任時の野球部員の下積み
東監督が白山高校に就任した当時の野球部はたった5人で、グランドは草ぼうぼうで野球が出来るような状態ではありませんでした。
そこで、5人の野球部員は草むしりから始めます。
この時の草むしりは自分たちが野球するためだけに行っているではありません。
来年以降を見据えた草むしりだったのです。
この野球とは関係のない下積みのような作業を当時の野球部員は頑張って続けたのです。
新入部員勧誘
野球で試合をするためには最低でも9人は必要です。
しかし、東監督就任時の野球部員は5人。
そして、その5人の中にも3年生が含まれていますので、翌年の2014年には新入部員が入らなければ更に野球部員は減り、試合することも出来ません。
そこで、監督は当時の3年生と協力して、近隣の中学校を訪問して、「来年白山高校を受験して野球部に入部してください!」とお願いに行きます。
泥臭い活動ですが、その甲斐があって5年後の2018年時の野球部員は2013年時の11倍である55人にまで増えました。
練習試合年間150試合以上
部員集めの次は練習です。
そして、練習は当然として同時に進めてきたのが「練習試合」です。
それもただの練習試合ではありません。
年間、150試合以上の練習試合を行ってきたのです。
この練習試合を通じて、さまざまなチームと戦うことで経験を積んだようです。
練習用バット
今年の予選を通じて、白山高校は打撃のチームという印象があります。
この打撃が強くなったのは偶然ではありません。
ある取り組みの賜物です。
それが『竹バット』の使用。
白山高校では練習時に金属バットでもなく、木製バットでもなく、竹バットを使って練習しています。
なぜ、竹バットを使うのかと言うと、
『竹バットは芯狭い』
という特徴を持っているからです。
普段から芯の幅が狭い竹バットを使うことで、バットの芯でボールを捉える技術が身につきます。
反対に金属バットは芯の幅が広くなっています。
普段から竹バットを使うことで、試合で使う金属バットでは容易にボールを芯で捉えることが出来るようになります。
この4つの秘策というか取り組みが白山高校野球部を一気に飛躍させた取り組みと言えそうです。
まとめ
白山高校が短期間で飛躍的に強くなった秘策をご紹介しました。
実際は、これ以外にも白山高校の関係者や地域住民の応援も大きな支援になっています。
普段から野球部の練習や試合に出向いて応援している住民たちです。
5年前は予選に挑む走行会では「どうせ予選に出てもコールド負けだからやめとけ」という声があったチームでした。
そんな公立高校のチームが取り組み方一つで強豪校に打ち勝ち甲子園に出場することが出来たのです。
全国の高校野球球児に夢を与える事例となりましたね。
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